ロシアの生物学者で、メチニコフ博士は、老衰の原因は、大腸に於けるおびただしい細菌(悪玉菌)が常に分解作用を営んで有害な化学的物質を形成し、それが体内に吸収されて自家中毒を起こし、全身症状となって老衰すると発表しました。
社会生活、文化生活を営むに至った人間は、糞便の貯蔵所である大腸が正しく働いてくれることがますます高まってきましたが、その腐敗作用をどのように防止するかが問題になります。
人間は四つん這い生活から直立するようになったため、大小腸は重畳屈曲し、その結果たくさんのひだが出来るようになりました。それで吸収に都合良くなったが、大腸に糞便が滞りやすくなり、かつ小腸の内壁にも色々な物質がこびりつくようになりました。外国文献には20キロも糞便がたまっているという例を挙げています。
ドイツのヴァレンチン・リガウエル博士は「人間のいろいろな疾病は、腸に便が停滞するから起こるので、便通を良くすることは健康上必要なことである」と述べ、中国の道書『抱朴子』には「長生を得と欲せば常に腸内を清くすべし。不死を得んと欲せば、腸内滓(カス)なかるべし」とあります。
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